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缶のまわりのこと

お菓子のミカタの菓子缶をご使用いただいている洋菓子店さまの声や
缶にまつわるあれこれをご紹介します。

>お客様の声2022-08-29

モンプティプッサン。(愛知/名古屋市緑区)

肉球スイーツ専門店のこだわり

愛知県名古屋市にお店を構える「モンプティプッサン。」さん。

可愛すぎる肉球スイーツでメディアでも多数取り上げられています。

一度見たら忘れないキュートな お店やお菓子には、こだわりがたくさん。シェフの渡邊明さんにお話を伺ってきました。

 


 

始まりはネットショップから

もともと実店舗はなく、ネットショップのみで販売していました。ネットショップの反響から、松坂屋や髙島屋で催事出店をし始めました。製造所として記載していた住所にお客様が商品を直接買いに来られるようになったので、店舗を構えることにしました。

ネットショップを始めた頃は、プリンとチーズケーキがメインのお店で、お店のロゴマークがひよこなのは、卵にこだわったプリンとチーズケーキを販売しようと思ったからです。

肉球スイーツを始めたきっかけは、楽天に出店した当初は全く売れずに困っていたところ、たまたま見つけた肉球の型でフィナンシェを作って販売してみたらそれがヒットしたからです。今では肉球スイーツ専門店として可愛くて美味しい焼き菓子を製造、販売しています。

 

お菓子のミカタの缶を使ったきっかけは?

インターネットの検索で見つけてサンプルを取り寄せました。それまでは簡易の箱に包装紙で包装をしていましたが、繁忙期は注文が殺到しすぎて包装しきれなくなったため、ラッピングの手間が省ける可愛い缶を見つけた時にはこれだ!と思いました。

その頃は缶パッケージを使うお店が今ほど多くはなかったので不安ではありましたが、容器を二次利用してもらえたらいいなという想いもあり踏み切りました。今ではまず缶の可愛さで手に取って頂き、その後お菓子を気に入ってリピートしてもらえるので、あの時お菓子のミカタさんの缶を見つけて本当に良かったと思っています。

 

お菓子作りのこだわり

肉球の形は凹凸が多いので焼き方が難しいです。また、お菓子に乳化剤など安定剤を使用していないので生地を作り置きすることが出来ません。全て手作りで量産が出来ないのでネットショップと店舗に置く商品とでバランスを取ることが難しいですね。

お菓子作りをする時に重要視してるのが、そのお菓子で何をメインにするのかです。例えばレモンだったら、レモンの味を一番強くのせて「レモンって美味しいんだな」と思ってもらえるような作り方を考えます。最初に甘さがグッとくると、最後まで甘さが残ってしまうので、甘みを抑えつつ酸味と甘さがくるように味の順番を組み立てます。「表の味を引き立たせるための裏の味」を大事にしていて、裏の味に何の材料を使うのかを一番考えますね。お菓子はフランス菓子のルセットで作っています。

 

ここに来れば何でも揃う!

焼き菓子の種類は多いと思います。他にもチーズケーキ、ガトーショコラ、プリンなどを置いています。店舗では日常から少し離れて、お買い物を楽しんでもらいたいですね。 せっかくお店に来てくださったのに「商品これしかないんだ〜」とがっかりさせたくなくて。また、入店時に世界観に包みこまれるような空間にしたくて、コンセプトを大切にしています。

店舗ではお菓子の他にも、猫ちゃんやワンちゃんモチーフの雑貨やお茶、コーヒーなども販売しています。雑貨は世界観を作るのに必要だし、お菓子の詰め合わせに雑貨も一緒につけられたら面白いなと。お客さんの「あれもあったらいいな」を叶えたいというのもあります。猫ってシルエットが極端に違うことがあまりなくて既製品もすごく多いので、ちょっとずつ揃えていくうちに、猫ショップみたいになりました。

ショップバッグや紙箱等は、マダムがお店に合うものを選んでくれています。初めは既製品を使っていたんですけど、進物に使いたいという声が多かったのと、猫友・犬友の繋がりでうちのお菓子を選んでくれる方が多いので、渡す時になるべくオリジナル箱の方が可愛いかなということで箱を作りました。イラストは友人に都度お願いしています。ただプロでやっている方ではないので、自由に描いていただいたイラストをこちらで少し調整をして使用する感じです。

 

徹底したブランディングが 生み出す統一感のあるお店

お菓子作りは僕がしているんですが、こういう可愛いお菓子を作っているので、あまり僕の姿は出したくないんです。お菓子作りはマダムがしていると思っている人が多いので、夢を壊しちゃいけないなと思いつつ、少し不思議な部分がある方が想像力が掻き立てられて面白いのかなって。

お菓子作りは僕がしているんですが、こういう可愛いお菓子を作っているので、あまり僕の姿は出したくないんです。お菓子作りはマダムがしていると思っている人が多いので、夢を壊しちゃいけないなと思いつつ、少し不思議な部分がある方が想像力が掻き立てられて面白いかなって。お菓子やお店の空間は、自分たちで作っているからこそ、違うなと感じたら思い切ってやめてしまうこともあります。多くの人に楽しんでもらいたいからといってストライクゾーンを広げていくとどんどんブレていくので、はじめからある程度狭めて安定させる方法を取っています。そこに難しさもあるんですけどね。自分達が100点と思ってもお客様から見て0点だったら意味が無いのでなるべく自己満足になりすぎないように意識しています。

 

冷蔵庫の装飾や催事用の什器はシェフが作られたり、 マダムはお店の食品サンプル制作や、写真撮影などもされているとか…! DIYの範疇を超えているクオリティにビックリです。

今時は便利な機材も売っていますし、やってみるとウエディングケーキと一緒です。図面を起こしてパーツをそれぞれ作って、切って付けていく感じなので使うものがスポンジケーキか木材かの違いです(笑)でも1、2mmズレると、ピッタリと合わないのでそこは難しいですね。お店にかかるもの全部を業者にお願いすると、そのコストもお菓子に足されていってしまうので、自分達でできることはやっています。

 


お忙しい中取材のご協力、本当にありがとうございました!

今回お話をお伺いしたのは...

PROFILE

モンプティプッサン。

ADDRESS
〒458-0814 愛知県名古屋市緑区鶴が沢1‐2402
TEL
052‐700‐8952
OPEN
10:00~16:00(14時までの日もあり)
WEB
https://nikukyu.kawaiishop.jp