信じてもらえるような仕事をする
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思うこと, 未分類, 洋菓子店の販売促進 オリジナル缶, お菓子の缶, お菓子パッケージ, クッキーの缶, ビジネス, 事業継承, 洋菓子店の販促, 缶メーカー, 考え方, 製造業, 販売促進
こんにちは!お菓子のミカタの清水です。
久々のブログです。
だいたいいつも久々に書いてるので、わざわざいう必要もないけど言いたいので言っときます(笑)
6年前を振り返りつつ
洋菓子店さん向けに50個から缶を販売する「お菓子のミカタ」の仕事を2014年からはじめて、そろそろ6年がたちます。
ウソみたいなホントの話ですが、最初はお客さまゼロでした。
今では TwitterやInstagramで #お菓子のミカタ で検索するとたくさん出てくるようになりました♪
洋菓子店さんに可愛いデザイン缶を小ロットで使ってもらえるようにと、デザイン料と金型代合わせて50万円くらいと買い取ってもらえる当てのない2万個の缶を抱えてスタートしました。
今考えたら結構思い切ったことしてたなって思います(笑)
とりあえず缶をつくってから考えようって思ってつくったけど、ホントに売り先がなくて、一番初めはうちの営業マンの長島さんがよく行く奈良の洋菓子店さんにモニターで使ってもらうところから始まりました。
在庫2万個でモニターでとりあえず100個くらい持ち込んで使ってもらうことになりました。
お店の方も喜んで受け入れてくださり、小さな小さなお菓子のミカタの第一歩が始まり、店頭に並ぶ僕たちの缶をみながらワクワクしたのを覚えています。
奈良のお店で缶をモニターで使ってもらううちに、そこに出入りする包装資材の商社さんが興味を持ってくれて、そこを通うじて少しずつ販路を広げていきました。
その後も商社さんの販路とは別に、自分たちでも全国各地の洋菓子店さんにダイレクトメールを送ってホントに少しずつ僕らのことを知ってもらう取り組みを地道にずっと続けてきました。
でも最初はやっぱり、「缶とか使ったことないし売れるの?」とか思われることが多くて、サンプル依頼や注文もあまり入らず、缶の在庫が全然減らない日々が続いてました。
初対面の人からあまりモノを買わないように、洋菓子店さんも初対面の僕らからいきなり缶を買うことは難しいんだろうなって思いました。
ニュースレターを送り続けて、SNSでも発信し続けて、全国の洋菓子店で働く人たちに会いに行き、少しずつ怪しいもんじゃないことを理解してもらいながら(笑)、缶はお菓子の価値を上げる役立つパッケージということも理解してもらえるようになっていきました。
その他にも初めて缶を使う洋菓子店さんように小さな3種類の缶が3つずつ入った「おためし缶セット」をつくったり、最初は100缶だった販売ロットを50缶にしてみたりと、洋菓子店さんが抱える不安みたいなものを少しずつ取っていって安心して使ってもらえる工夫をし続けてきました。
その結果、おためし缶でお菓子つくってみたらお客さまの評判がよくて、追加で1ケース(50缶)買ってもらえて、さらにその追加の50缶もあっという間に売れてしまって、「今月は缶のお菓子がたくさん売れてお店も助かりました!」なんて声をいただくことも増えていきました。
そして最近ではお菓子缶のチカラを信じてもらえて、お店独自のオリジナル缶をつくってもらえるようにもなってきました。
しかもそれぞれのお店のオリジナル缶が、SNSや雑誌、イベントや催事で人気になりお店の売上アップにしっかり貢献できていてホントにお役に立ててよかったと思えることが増えてきました。
別に自慢したいワケじゃないんだ
とここまでツラツラと書いてきたんですが、なにも「どう?僕ってけっこう立派な仕事してるでしょ?」とか言いたいわけでもなんでもなく(笑)、今まで誰にも知られていなかったモノゴト(ここでいうとお菓子のミカタの仕事)を広めていくには、相手の抱えている不安を少しずつ取っていって「相手に信じてもらえる仕事」を積み上げていかないといけないってことを言いたかったわけです。
言いたいことを伝えるまで、なかなかの回り道でしたね(笑)
でもまぁやっぱりコレって大事な話で、ずっと今いるお客さまとお付き合いしてるだけで仕事が続けていければいいんですが、やっぱりどこかで新規のお客さまともつながっていかないといけないわけで。
その時に「ここなら安心♪」って思ってもらえるかどうかって大事なことだと思うんですね。
お店に入りづらい、商品を選びづらい、注文しづらい、一つずつ「不安」を取っていくと最後は笑顔でお買い物してもらえると思うのです。
全部一気には難しいと思うので、まずは一つだけお客さまの持っている「不安」を取ってみてあげてください。
人に信じてもらえる仕事をするためのきっかけやヒントは目の前にあると思うなぁ。
ということで、なんとなく年のはじめの1月に1記事くらい書いとかないと誰かに怒られそうなんで書いてみた次第です(笑)
ではではお仕事がんばっていきましょう!!
それはまた。
この記事を書いた人

- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ
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