モノをつくる時に忘れちゃいけないコト
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こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。
2,3日前から東大阪でもセミが鳴きはじめたので、今日の夕方 子供たちと一緒にセミ取りに出かけたら、セミが一匹も捕まえられませんでした。って、あ、親子でしこたま蚊に刺されて帰ってきただけの話はどーでもよかったですね。
昔 売れない缶がありました
さてさて、僕の会社では過去に1年で1万円分しか売れなかった缶がありました。70缶入ったケースが1つしか売れなかった。1人のお客さまにしか売れなかった缶がありました。
その缶をつくって売っていた時、
『とりあえずこんな缶つくっといたら、誰かが買ってくれて何かに使ってくれるはず』
恥ずかしながらそんな気持ちでつくって売ろうとしてました。
結果は前出の通り、まったく売れなかったワケです。
で、そこからもう一度、自分たちの商売について考えてみて、『誰のどんな役に立つモノとして缶をつくるのか?』をしっかりと見つめ直しました。
そして、『洋菓子店で働く人のために、お菓子の販売促進の手助けができるモノとして缶をつくろう!』と決めて、改めて缶をつくり込みました。
▼役に立ちたい”相手”が見えた時、モノづくりが劇的に変わりました。
製造業 特に僕の会社みたいに、ある程度長く続いている会社は、働く人たちが気付かないうちに ”惰性のモノづくり” になってしまっていることもあると思うんです。
恥ずかしながら過去の自分にはそういうことがあったから。
『工場があって 機械があって モノがつくれるから つくる。』
パッと見、当たり前のことのように見えますが、そこに一番大事な『誰のために』が抜けていることにその時 気付かされました。
そうして考えを改めてモノづくりに臨んだ結果、この缶は2ヶ月で140万円売れるようになりました。
『誰の何のためにつくるのか?』
大事なことを思い出した時、モノづくりに限らず ”仕事” というものは、相手の役に立ち輝き出すのだと僕は思います。
以上、独り言のようなブログでしたが、今日も 見に来てくれてありがとうございます!
ではではまた~!!
この記事を書いた人

- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
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