技術やノウハウは人のために使うもの
公開日:
:
ポエム的なコト, モノづくりのはなし, 日々のはなし オリジナル缶, お菓子の缶, お菓子パッケージ, クッキーの缶, パッケージデザイン, バレンタインパッケージ, ビジネス, 商品企画, 商品開発, 洋菓子パッケージ, 洋菓子店の販促, 缶メーカー, 考え方, 製造業
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。
どうしようもないパンパンのスケジュールにふと穴が開く時があります。って、あ、予定が空いたら空いたでまた新たに予定を入れてしまって、結局忙しさは変わらないって話はどーでもよかったですね。
技術やノウハウは
何のためにあるのか
さてさて、缶メーカーというモノづくりの仕事をしているとつい陥りがちなのが、モノづくりが目的になってしまうってことです。
「今までにない商品(缶)をつくる!」というメーカーの夢やロマンみたいなものは、ひょっとしたら それを手に取る人をないがしろにする瞬間を生むこともあるのかもしれません。
誰も見たことのないモノをつくろうっていうのは作り手のエゴで、そんなのは後付けでも十分かもしれないなぁと最近そんなふうに思います。
「新しい商品を作りたい!」は「新たに人に喜んでもらえる瞬間」をつくること。
見たことないモノをつくることのできる技術やノウハウは、商品を手に取る人のために使うべきもので、メーカーの自己満足で終わってはイケナイのだと僕は思います。
手に取ってくれる人がどんな喜びを感じる商品にしたいのか?
新しいモノやサービスをつくろうとする時、大切なのはやっぱり「それを受け取る人がどんな体験をしてくれるのか」を考えることだと思います。
「モノではなく体験を売る」っていうエクスペリエンスマーケティングの考え方に触れたことと、お客さまっていう大きなくくりじゃなく「〇〇さん」っていう 一人の人が喜んでくれる様子が見えるようになったからこそ、そういう考え方になれたと思っています。
『たった一人の人のために、自分たちの仕事で喜んでもらえる体験を届ける』
新しいモノやサービスを考えるとき、まずはそういうことが基本になると思う今日この頃です。
▼誰のどんな場面で喜ばれる商品をつくるのかを考え中
ということで、とりとめのない話になりましたが、新しいお菓子の缶を企画しながら思ったのはそんなことでした。
ではではまた!!
この記事を書いた人
- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
- お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
- お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
- おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
- Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ
関連記事
-
無いものねだりはしない
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 今日は夏休み初日ということで、恒例の”子供と
-
ようやく師匠のお役に立てた気がした2016夏
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 さてさて、いよいよ発売です!! って、
-
今年もやっぱり原点回帰
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 正月休み最終日も子供のお世話を中心にバタバタ
-
BtoB 製造業にできることはモノづくりだけじゃない
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 ちょっと油断すると途端にサボり癖が発揮されま
-
洋菓子店オーナーさんの為の缶缶工場 見学会を開催しました
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 スマホの見過ぎなのか、首が痛くて仕方ありませ
-
今年もやります!工場見学会&セミナー♪
こんにちは!お菓子の缶屋さんやってます清水です。 予定表を見ると、1月もハードなスケジューリン
-
お菓子の缶ができるまでの話の ~その4~
こんばんは!お菓子の缶メーカー社長の清水です。 今日は土曜日で仕事は休みだったんですが、 家
-
工場見学会でしかもらえないお菓子
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 暑いのが苦手です。って、あ、寒いのも苦手な上
-
大切なのは”喜ばれる仕事”の原点に立ち返ること
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 昨日は三男の、そして今日は二男の小学校の入学
-
僕らにはこれぐらいがちょうどいい
こんばんは!サッカー好きでフットサル馬鹿のお菓子の缶屋の社長の清水です。 説明長いけど、一文で
- PREV
- 心に残った絵本 『おばけのバーバパパ』
- NEXT
- ”面白い”ことに人は反応する