ただ一人を喜ばせるお菓子の缶の物語第2話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

完全に忘れてました。ええ。完全にです。

あ、何かっていうと、毎週日曜日にお送りする予定だった 日曜ブログ劇場『ただ一人を喜ばせるお菓子の缶の物語』の第二話 をお届けするのを、先週すっかり忘れてました。だって、短パン缶のブログ書いてたら盛り上がってしまって、完全に忘れてしまっていました。楽しみにしていてくれた２，３人のブログファンの方々、ホントすいませんしたッ！！（ファン少なぁ―――――っ！！）

ちなみに短すぎてビックリされた第一話はココのコレッ！
⇒『ただ一人を喜ばせるお菓子の缶の物語第一話』

ということで、気を取り直して日曜ブログ劇場第二話をどうぞ～♪（笑）

2008年の夏
あの日からすべてがはじまりました

いつものように始まった営業ミーティング。

当時の僕の上司山ちゃんこと山下部長（仮名）。

山下部長（仮名）の『そしたら鈴木くんから。』の言葉で各営業マンの連絡事項が行われていきます。

鈴木くん：
『〇〇さん（お客さん）の商品Aの企画中止が決定して年末の缶の売り上げはマイナス1,000万円です。新商品については・・・○☆△×・・・』

などと各自の報告が続きます。

当時は缶の材料である鉄の値上げやお菓子の原料の値上がりなどから”コスト削減！”が、お客さまのところでも叫ばれていて『お菓子の利益率を維持するのに、パッケージは缶をやめて紙箱にする！』的な風潮が高まっていました。夢や楽しみを売るお菓子メーカーさんとはいえ、現実はなかなか厳しいものがあります。まあ、当たり前の話なんですが。

めずらしく語気を強める部長

各営業マンからの報告が一通り終わると部長からの一言です。

普段あまり突っ込んだ発言をしない部長がその日は珍しく語気を強めて言いました。

山下部長（仮名）：
『売り上げが落ち込む予測で君らはなんかやってるんか！？ただぼぉーっと指くわえて見とったらアカンで！』

なんか今日はアツく語ってはるなぁ・・・。心の中でそう思いました。

山下部長（仮名）：
『もっと君らも行動せなアカン！ワシの若い時なんか、飛び込み営業行って、よお仕事取ってきたもんやぁ！昔、御座候の店行って、先方に「缶使ってください！」言うたら「無茶言うなぁ！御座候は缶に入れられへんでぇ！」言われて、お茶ごちそうになって帰ってきたことあるんやでぇ！ほんでな、○☆△×・・・』

・・・。。。

マジかよ！御座候かよ！それはアカンやろっ！！と心の中で激しくツッコミを入れたのはナイショですが、とにかく ”飛び込み営業して仕事取って来るくらいの気合” が必要だということでした。

↑僕も大好きな御座候↑