お菓子の缶ができるまでの話 ~その2~
公開日:
:
最終更新日:2016/08/18
お菓子の缶のこと, お菓子の缶のつくり方, モノづくりのはなし
こんにちは。W杯サッカーの見逃せない試合、
スペイン対オランダを
おもいっきり見逃して若干凹んでいます。
あ、どーも。お菓子の缶メーカー社長の清水です。
さてさて昨日は
をお伝えしましたが、今日もその続きです。
前回のつづき
モックアップで缶の外観が確認できたら
印刷のための製版&試作印刷に入っていきます。
缶の印刷手法について
缶の印刷はオフセット印刷という
版をゴムに転写して印刷していく手法で行います。
版画をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
缶の印刷をするための版です。
試作印刷は専用の校正機を使って印刷していきます。
版画のような手法で印刷するのですが、
一つ特殊な要素として印刷する対象が紙ではなく
缶の材料であるブリキ(金属・鉄)だということです。
金属は紙とは違い、インクを吸収することはありません。
だから、一度に異なる色を印刷したりすると
色同士が混ざり合ってしまい
綺麗に印刷することができません。
白の印刷が終わった状態のモノ。一色ずつ印刷していきます。
金属に印刷するには?
金属に印刷する場合どうするかというと
1色、または最大で隣り合わない2色を印刷し、
印刷するたびに高温でインクを金属に
焼き付ける必要があります。
一色刷るたびに板同士が触れないようにして150℃の乾燥炉で 焼き付けていきます。
着色⇒乾燥⇒色替え⇒着色⇒乾燥⇒…
を繰り返して印刷を仕上げていく流れになります。
正直、メチャクチャ時間がかかります(笑)
プリンターなんかでカラー印刷が
一瞬で仕上がるのが当たり前の現在、
気の遠くなるような作業の積み重ねがそこにはあります。
金属にしかない表現
そんなテマヒマかかる作業を経て
お菓子の缶の印刷は出来上がっていきます。
色の調合、版のズレがないか、発色などの色調整など
作業の流れ以外にも職人さんがしっかりと関わって完成に近づいていきます。
テマヒマかけたから良いモノができるということではないですが、
でもやっぱりそこには金属印刷にしか出せない
輝きや色の深み、すっきりとした印刷の美しさがあります。
こうして試作印刷の材料が出来上がり
次は試作缶の製作に入っていくのですが、
また話が長くなってしまったので
続きは次回ということで(笑)
ブログを見に来てくれてありがとう!
モノづくりの裏側には
たくさんの物語が流れているのです♪
ではではまた!
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この記事を書いた人
- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
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