ただ一人を喜ばせるお菓子の缶の物語第13話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

今日は母の日ですね。実家の母に何を上げようかと考えたんですが、最終的にやっぱりお菓子がいいよなぁと思って、近くの洋菓子店に行ってロールケーキと缶に入ったクッキーを買ってきました。って、あ、僕がなにかとイベントにかこつけて、お菓子を食べようとしてる話はまた今度にしますね。

さてさて、先週ウッカリ書くのを忘れてた、日曜日恒例の連続ブログ小説も13話に突入です。

いつまで続くのか気になるようで実は全然気にならないブログはココのコレッ！！ということで、とにかく続きをどうぞ！！

いよいよ僕の新たな挑戦、『デザイナーさん探し』が始まりました。

デザイナーさんの人選に悩む僕。

『それはもうお任せします。先方の実績などを見ながら、実際に担当者に会って決められたらいいんじゃないでしょうか。』

という、デザインセンターの人の言葉に

『自分の缶覚いや、感覚を信じてやるしかないっ！』

そう決意を新たにして、初めてのデザイン会社行脚がスタートしました。

連絡先を教えてもらった４社に電話をし、スケジュールを確認。会ったこともない人間同士の会話とあって、ほぼ用件のみの淡泊な電話でしたがとりあえず各社のデザイナーさんと会って話をすることになりました。

A B C D の４社に対して、A社とD社は来社、B社とC社は訪問させてもらうことになりました。順番はB⇒D⇒C⇒Aの順番です。

まず１社目は B社。大阪市内に事務所を構える B社はキャラクター系商品のデザインを得意とする会社。事務所にお邪魔し、スーツ姿のおじさん＆若い女性デザイナーさんと若干硬い雰囲気の中で会話をしました。こちらの要望と先方のデキるコトを意見交換して、まずまずの感触でした。

次に D社 はスーツ姿のおじさんデザイナーさんが一人で来社。紙のパッケージや販促品などのデザインを得意とする会社で、来てもらった人は、人柄が良さそうでいろいろな話をして良い雰囲気で終了。ここも悪くないという印象でした。

続いての C社 はデザインセンターの近くに事務所を構える会社。お邪魔して話を聞くと現在も缶メーカーを相手にデザインを行っているとのこと。たくさんの実績を持っていてフムフム・・・。ココも手堅い印象。

僕：

『おいおい、なんかどこも悪くないやんかぁ。決めるのメッチャ難しいやん・・・。』

そんなことを思いながら最後のデザイン会社 A社との面談の日を迎えました。

～面談当日～

僕：

『そろそろ相手の会社の人が来る時間やけどぉ・・・。

　・・・！

　ん？

　んんん！？

　マ、マジかっ！？』

颯爽と現れた A社のデザイナーさんに、僕はド肝を抜かれたのでした。

清水雄一郎

東大阪にあるお菓子の缶を創る会社大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。