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費用を抑えてオリジナリティのある缶をつくる方法

こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

今日は朝から展示会に行って、知り合いのペンチ屋さんの社長と昼ご飯食べて、午後から会社に帰ろうと思ったら、親友のクリーニング屋さんに『夏のバーベキューの日程決めようよ!』って言われて話し込んでたら、すっかり遅くなって結局会社に戻らずそのまま家に帰りました。って、あ、僕が『明日は仕事しよう!』って硬く心に誓った話はどーでもよかったですね。

 

オリジナル缶はけっこう費用がかかる

さてさて、僕の仕事はお菓子の缶屋さんで、洋菓子店さんやお菓子のメーカーさんに、そのお店や会社のオリジナル缶をつくってお届けする仕事をしています。

印刷された缶は綺麗なモノだったり、楽しいモノだったりで、僕の周りの友達や新規でお問い合わせ頂く方から、オリジナル缶をつくれないかってよく言われます。

ただ、オリジナル缶というのは、つくるのに最低限必要な数が3,000缶以上だったり、試作の缶をつくるのに20万円くらい必要だったりと、意外と費用がかかってしまうのが現状です。

そういう状況を説明すると、大概の人は『あ…、そんなにかかっちゃうのね…。。。』と言って、サァーっと引いていってしまいます。

 

熱意ある方だけにお伝えしていること

でも、そんな中でも

『いや、やっぱりオリジナル缶をつくりたいから、なんとか費用を低く抑えてつくることってできない?』

と、熱っぽく聞いてきてくださる方には、

『無地の缶にエンボスとシールを組み合わせると、オリジナリティのあるお菓子の缶がつくれますよ。』

ってお答えしています。

 

▼こういうエンボス(凹凸)の入った缶にシールを貼るだけでオリジナル要素の強いパッケージをつくることができます。

DSCN0937

缶の蓋にエンボス(凹凸)加工でロゴなんかを入れて、お店や会社の名前の入ったシールを貼るだけで、かなりオリジナリティのある缶パッケージが出来上がります。

この形であればつくるのに最低限必要な数も1,000缶からつくれますし、必要な経費もエンボス(凹凸)の金型代の15万円くらいですみます。

 

注)缶は単なるパッケージではありません

ただのお菓子のパッケージとしてみれば、これでも費用がかかっていると思われるかもしれませんが、お菓子の缶は中身がなくなった後も購入者のご家庭で使い続けてもらえるパッケージです。

なので、そのへんも踏まえて

『缶は、お店や会社のコトをあとで思い出してもらう”きっかけ”をつくるパッケージ』

と考えてもらえれば缶をパッケージにする意義を感じてもらえるんじゃないかと思います。

いかに安いパッケージを使って利益を上げるかってことは、お店や会社にとって大事なことかも知れませんが、『お菓子を買ってもらったあとに、どうやってお店や会社を思い出してもらうか?』ってことも、長く商売を続けていく上でとても大事なことだと僕は思います。

そんなふうに、お菓子の購入者とお店や会社を繋ぐお手伝いができれば、缶屋としてはそれ以上嬉しいことはないと思う今日この頃です♪

 

今日もブログを見に来てくれてありがとうございます!

 

ではではまた~!!

 

この記事を書いた人

清水 雄一郎
清水 雄一郎
東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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