ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語り 第26話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

和歌山への家族旅行を終えて無事に家に帰ってきました。って、あ、僕の夏の備忘録の話はホントどーでもよかったですね。

さてさてお待たせしてた人もそうでもない人も日曜の夜はココのコレッ！！

ということで、連続ブログ小説の最新話をさっそくどうぞ～♪

ココまでのお話はコチラ！！

第1話　第2話　第3話
第4話　第5話　第6話
第7話　第8話　第9話
第10話 第11話 第12話
第13話 第14話 第15話
第16話 第17話 第18話
第19話 第20話 第21話
第22話 第23話 第24話
第25話

お店に入ってきた男性を見て
緊張しまくる僕

ご縁ある洋菓子店さんでの写真撮影を終えた時、おもむろにお店に入ってきた男性を見て緊張がピークに達する僕。

お店に入ってきたのは、このお店のオーナー。つまり、7年前に初めて飛び込み営業をした時に僕に優しい声をかけてくれたあのオーナーさんでした。

『少ない数から使える 可愛いお菓子の缶を創って 役に立ちたい！』

すべては7年前にこのオーナーさんとの出会いがあってはじまったことでした。

当日お店にはおられないと聞いていて、すっかり油断していた僕は緊張しながら挨拶をしました。

僕：

『こんにちは。今日は忙しいところご協力頂いて、ありがとうございます。覚えておられないかもしれませんが、実は僕、7年前にオーナーにお会いしたことがありまして・・・。』

オーナーさん：

『あぁ、覚えてますよ。缶の提案に来てくれたよね。』

覚えてもらっていたことに感動しつつ、僕はあの日の飛び込み営業から今日までの話をさせてもらいました。

話しをしながら、いろんなことを思い出しました。

偶然とはいえ、何かの縁で飛び込んだお店で、優しいオーナーさんの言葉に触れ、勝手にヤル気を出して、デザイナーさん探してお菓子の缶を創って(笑)、お菓子のミカタっていうブランド名までつけて、繋いでもらったご縁でまたそのオーナーさんと再開して・・・。

まるで誰かが僕たちの仕事を後押ししてくれてるような不思議な感じがしました。

オーナーさん：

『今度つくった缶を一度全部見せてくれない？うちで使えるモノがあるか見てみたいから。』

どうやってオーナーさんに届けようかと考えていた矢先に、思いがけずまた声をかけてもらいました。

かくして、たった一人の洋菓子店オーナーさんに喜んでもらうために創った僕らの缶は、縁をたどって最初の想いの通りに届けたかった人へ辿り着くのでした。

第27話に続く・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

• お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
• お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
• おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
• Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ